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2018.11.13

秋冬短期連載「帰ってきた! DENHAMの裏番長」 最終回はRE-CUT新作発表!

今年で10周年を迎えたオランダ・アムステルダム発の「デンハム」。そのアイコンは、何と言ってもデニムパンツ。
素材から製法、デザインの細部にまでこだわった1本はファッションフリークならもう周知のことでしょう。
そんなデンハムの魅力を、「2nd 」ではちょっとだけ視点を変えて……。
“デニムパンツだけじゃないデンハムの裏定番”を紹介する本連載。
春夏シーズンにも行った全3回の短期連載でしたが、ご好評をいただき秋冬も継続が決定しました!

最終回となった今回は、デッドストックの生地や部材を使用し
アウターにリプロダクトする人気“RE-CUTプロジェクト”の新作をご紹介。

前回に引き続き、デンハム本社のあるオランダ・アムステルダムから
ブランド創設者であり、CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のジェイソン・デンハム氏と
アートディレクションを手掛けるアリ・カービー氏のスペシャルインタビューもお届けします。

 

 

 “RE‐CUTプロジェクト”待望の新作は、スイス軍の寝袋から着想。


DENHAM 2018AW RE-CUT LIMITED-EDITION

“SLEEPWALK PARKA”
Color:BRITISH KHAKI Size:XS,S,M,L,XL Price:¥141,480
LIMITED:57

 

デッドストックで発見された、スイス軍のスリーピングバッグ(寝袋)をベースに
裁断し、独自のパターンで再構築したキルティングコート。
厳しい戦場下で寒さから身を守るために十分だった肉厚のファブリックは、
もちろんタウンユースでも、そのポテンシャルを遺憾なく発揮する。
今回はなんと、世界で57着という超数量限定での販売!

※公式オンラインストアの他に、デンハム・代官山店、表参道店、GINZA SIX店、なんばパークス店、キャナルシティ博多店にて限定販売中

 

 

肩や袖周り、そして身頃に至るまで、体のラインに沿った滑らかなシルエットに。
タフなファブリックでも、着用すればスタイリッシュに仕上がる

 

 

 

背中の内側部分には今回のためにデザインされた“ZZZ”のグラフィックが印象的にプリント

 

 

 

 

製造業者や製造年、使用されたファブリックなどのスペックが記載されたタグは元々オリジナルについていたもの。
ひとつひとつ年代が異なるため、タグのデザインもそれぞれ。そのため希少性はさらに高まる

 

 

 

 

フードやフードの後ろに付けられたコード、フロントジップはオリジナルの意匠をそのまま残す

 

 

 

 

 

 

 

 

CCOジェイソン・デンハムが語る“RE-CUTプロジェクト”とは

デニム職人として様々なブランドを渡り歩き、2008年に自身のブランド「デンハム」をスタートさせた
CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のジェイソン・デンハム氏。
各国のミリタリープロダクトのコレクターでもあり、その造詣も深い。

「“RE-CUT”とは、デッドストックの生地や部材をアップサイクルする、旧きよきヴィンテージのノウハウに敬意を払う、私たちにとって最も重要なプロジェクトのひとつです。これまでのは、ミリタリーのパラシュートやテント、ブランケットなどを集めてまったく新しいプロダクトを作ってきました。
そして今回、我々が注目したのはスイス軍の寝袋です。この通り、オリジナルは袖が独立しておらず、上から体全体を覆うようなデザインでした。そこに我々独自のパターンワークやアートワークを加えたのが、新作”SLEEPWALK PARKA”なのです」

 

 

「これまでに10作以上の“RE-CUT”コレクションを発表してきました。なかには、日本古来の襤褸(ぼろ)やシルクでできたパラシュート生地などを使ったものもあります。これは初期の作品のひとつで、パラシュートのマテリアルを使用しています。
軍では“100時間以上同じものを使用してはいけない”というルールがあり、役目を終えた部材をこうしてアップサイクルしているのです」

 

 

スイスはグラフィックの視点からも歴史を作ってきた。

ジェイソン氏とは20年来の仲であり、デンハムの主なアートディレクションを担当するアリ・カービー氏

 

 

 

「私にとって“RE-CUTプロジェクト”は、最初にコンセプトを考えた仕事ということもあり、思い入れは特に強いです。もちろん今回も本職であるグラフィックを担当しています。今回はプロダクトは、「寝袋」と「スイス」というふたつの大きなキーワードがあり、そこから着想を得ました。
アルファベット3文字の“ZZZ”は皆さんご存知の通り、眠っていることを表現するものですが、スイスの首都である「Zurich(チューリッヒ)」の頭文字とも掛かっています。
また、スイスはタイポグラフィ(活字を最適な形に配列する技法)の分野においても、発達した国で、力強い極太のフォントは国の象徴でもあるのです」

 

 

「私はグラフィックデザイナーとして、レーベルにとても興味があります。今回は、使用したマテリアルに付いていたオリジナルのレーベルをそのまま残しています。これは1967年のものですが、もっと新しいモノもある。年代ごとにデザインも異なり、そのどれもが秀逸。当時、軍に所属した名もないデザイナーが考えたレーベルに魅力を感じざる負えないですね」

 

 

問い合わせ先

デンハム・ジャパン ☎03-3496-1086
www.denhamjapan.jp/

 

Photo/N.Suzuki 鈴木規仁 Text/2nd編集部